CHEFBOX(シェフボックス)は、ミシュラン経験シェフ監修のメニューが自宅にいながら低価格で食べられる冷凍弁当サービスです。
CHEFBOX(シェフボックス)のサービス内容
CHEFBOX(シェフボックス)はミシュラン星付きレストランの経験シェフが約150種類のメニューを監修した冷凍弁当です。
監修しているのは19歳からリーガロイヤルホテル東京で料理人キャリアをスタートし、ミシュラン星付きレストランで修行を積み、六本木「L’ESSOR」の共同創業者&料理長も務めたナカムラゲンキさん。
一流レストランで料理を作り続けたシェフが、レストランで実際に使われている食材と調理法にこだわって作ったメニューの冷凍弁当です。
メニューはアンケート制
CHEFBOX(シェフボックス)は、7つのアンケート結果を元に、好みにあったものが自動で選択されます。
苦手な食べ物で選べるのは「アボカド、ゴーヤ、グリンピース、緑ピーマン、エビ、カニ、貝類、魚卵、ヒツジ、シカ」。
アンケートに答え終わると、届く料理の例が写真付きで見られますが、自分で選ぶことはできません。
アンケートの回答とメニューのチェックはWEB上で誰でも無料で出来るので、気になる人はまずやってみてください。
料金・配送システム
購入方法 | 4食セット | 6食セット |
---|---|---|
定期:初回 | 515円 /1食 | 649円 /1食 |
定期:マイランク最安値 | 914円 /1食 | 885円 /1食 |
定期:通常 | 1,015円 /1食 | 983円 /1食 |
都度購入 | 1,123円 /1食 | 1,091円 /1食 |
ここに追加で、990~1,260円(税込)の送料がかかります。
送料も足すと、定期コースでも1食あたりのお値段は1,000円を超えてくるので、冷凍弁当業界でもかなりお高めの価格設定。
お届け頻度は毎週~4週間に1回までカスタム可能。
「マイランク制度」というシステムがあり、お弁当を購入したり、食べたお弁当を評価することでランクが上がり、最大で10%OFFのお値段で購入できます。
定期購入はいつでも解約OKですが、1回で解約した場合は初回分の割引が適用されず、通常価格が請求されます。

他社と値段を比べると、かなり高く感じるよね・・・。
でも味のクオリティを考えると「外食代わり」としてはアリ。
「Uber Eatsの代用」と表現している人もいたよ。
CHEFBOX(シェフボックス)を食べてみた

シェフボックスは主食とおかずの2箱で1セット。
1つ1つはコンパクト(縦16cm× 横21cm × 高さ6.5cm)ですが、6食セットだと12箱届くので、結構かさばります。
冷凍庫の空きに余裕がない人は、ケチらずに4食セットで頼んだほうが安心かも。
グレーはごはん、オレンジはおかずが入っています。
容器は環境に配慮したバガス(サトウキビの絞りカス)と竹を使用。
フィルムに蒸気口があるので、開けたり切れ目を入れる手間ナシで温められます。
主食は選べるけど後悔・・・。
主食はどのメニューも固定で「雑穀ごはん」か「雑穀ごはんとブロッコリーが半々」から選べます。



私は「雑穀ごはんとブロッコリーが半々」を選んだのですが、お米の量が少なくてちょっと後悔。
女性でも普通に食べてたら4~6口でなくなる量です。
ご飯が進む美味しいおかずだったし、もう少しお米を食べたかったかな。
ブロッコリーはシンプルな塩茹でだったので、ダイエット中ならお米の代用として良いかもしれません。
おかず2メニューをレポ
まずはこちら。

主菜は高温オーブンでじっくり火を入れて肉汁を閉じ込めたハンバーグに、玉ねぎ・赤ワイン・醤油・砂糖・ニンニクを混ぜ合わせたシャリアピンソースをかけたメニューです。
ハンバーグはどっしり大きくて、ひき肉の食感も楽しめる上質なハンバーグ。

ソースの味もとても美味しくて、まさに「レストランクオリティ」の味でした。
副菜は、きのこのソテーと4種の野菜のエチュベ。


ハンバーグが濃い味な分、副菜はややあっさりした味付けでした。
きのこのソテーは自分で作るとバター醤油で濃い味にしがちなメニューですが、シェフボックスのものは素材の味を活かした味付け。
エチュベは白かぶ・ズッキーニ・バターナッツかぼちゃ・紅心大根を蒸し焼きにしたフランス料理です。
自分ではうまく作れないようなメニューなので、こういう機会に食べられるのは嬉しいです。
続いてお魚のメニュー。

主菜は昆布醤油・酒・みりんで漬け込み、オーブンで香ばしく焼いた鰆の昆布醤油焼き。

鰆はしっかり脂が乗っているし、全体にほどよい照りと焦げがついていて、とても美味しいメニューでした。
ハンバーグは「レストラン」で出てくるような華やかな味ですが、、鰆は「落ち着いた和食屋さん」で出てくるような上品な味付けでした。
一緒に入っていた、だし巻きたまごも、上品でとても美味しい味付けです。
副菜はひじき煮といんげん胡麻和えでした。


どちらもお弁当の定番メニューなのであまり期待していなかったのですが、実際に食べるとすごく美味しい味付けでした。
さすがシェフ監修のお弁当です。
良かったところ(美味しい。まずいと感じる人は少なそう)
シェフボックスの最大のメリットは味のクオリティ。
しかもクセが少なく、素材の味と基本の調味料を活かしたシンプルに美味しい味付けでした。
人によって好き嫌いはあるかもしれませんが、大半の人は「美味しい」と感じ、「まずい」「食べられない味付け」と思う人は少ないのではないでしょうか。
もちろん何千円も払ってレストランで食べるような料理には敵いませんが、冷凍弁当というジャンル内ではかなり高クオリティの料理です。

もし私が年収1,000万円のひとり暮らしOLだったら、毎日シェフボックス食べるかも。
ダメだったところ(高い割には・・・。)
味の満足度はとても高い冷凍弁当ですが、少し残念だったのは原材料の産地についてです。
主食の十五穀米の一部とブロッコリーは中国産。
おかずは原材料の産地が不明でした。
味が美味しければ気にならないという人には良いですが、食材の原産地が気になる人にとっては、かなり残念な要素です。
1食1,000円払うなら、原則国産オンリーにして欲しいところです。

監修しているのは海外で修行を積んだ、ミシュラン星付きレストラン経験シェフだから、あえて美味しい外国産を見つけて選んでいるって可能性もあるかもね。
ちなみに、全てではありませんが、テロワール賞を受賞した無農薬野菜も使われています。
その他には小さな不満があるぐらいです。
どのデメリットも「味が美味しいメリット」が上回るレベルで、総合的に見ると満足度の高い冷凍弁当です。
まとめ
6食セットで最大割引率が適用されても、送料を入れると1,000円を超えるお弁当。
毎日の食事にするには、かなり痛い出費ですよね。
ただ、味は本当に美味しい。
「レストランで食べるクオリティの料理が、自宅にいながら1,000円で楽しめる」と考えると、むしろお得だと思います。
「おうちで外食気分」という目的で選ぶのなら、冷凍弁当業界でトップクラスに優秀な冷凍弁当です。
にはピッタリではないでしょうか。
一人暮らし向けのイメージが強いサービスですが、小さいお子さんがいて外食に行きにくいお家や、共働きで忙しいお家のちょっとした贅沢にも良いのではないでしょうか。
シェフボックス公式サイトでは、7つのアンケートに答えるだけで、届くメニューの例が写真付きで確認できます。
アンケートは登録前に無料で試せるので、気になる人は一度試してみてください。
おまけ:よくある質問を解決!
7つのアンケートの結果によって、好みに合ったメニューが届きます。自分でメニューを選ぶことはできません。
苦手な食べ物として設定できるのは以下の食材。
アボカド、ゴーヤ、グリンピース、緑ピーマン、エビ、カニ、貝類、魚卵、ヒツジ、シカ
ただしアレルギーではなく好き嫌いへの対応で、コンタミネーションまでは配慮されていません。
主食を雑穀米のみにした場合は400〜900kcal、半分ブロッコリーにした場合は300~700kcalです。
低カロリー・高カロリーの指定はできませんが、アンケートで「1食あたり脂質30g以下の料理をお届け」を選ぶと、少し低カロリーなものが届きやすいです。
オンライン上で手続き可能です。
マイページ内の「食数を変更」の画面から手続きすれば、いつでもすぐに解約できます。
マイページから定期購入のスキップが可能です。
特に決まりはなく、外国産も使用されています。
公式には「付け合わせのお野菜の多くは国産無農薬」とありますが、原材料を見てみると外国産のものも一部ありました。
全てではありませんが、テロワール賞を受賞した無農薬野菜も使われています。
国の基準を遵守し、一部の添加物が使われています。
公式には「余分な塩・保存料・香料は使わない」という記載があります。
以前は対応エリアが限られていましたが、現在は拡大されています。
佐川急便がクール便を行っているエリアであれば注文可能です。
製造日から60日後で、届いたときには1ヶ月程度の場合もあります。
長期的なストックとして買うのには不向きな冷凍弁当です。
クレジットカードとamazon payが利用できます。
好み次第です。簡単な比較表を作ってみました。
シェフボックス | ナッシュ | |
---|---|---|
1食価格 | 約1,000円 | 約750円 |
メニュー | 選べる | 選べない |
お米 | あり | なし |
味はシェフボックスは万人受けする食べやすい味、ナッシュは少しクセがあるけれど好きな人は好きといえる味です。